「入る」の謙譲語は？正しい使い方や例文、失礼にあたる言い方を解説

みなさん、こんにちは！今回は「入る」の謙譲語について、わかりやすく解説していきます。ビジネスシーンで使う機会の多い言葉だけに、正しい使い方をマスターしておきたいですよね。上司や取引先に失礼なく、スムーズにコミュニケーションを取るコツをお教えします！

この記事では「伺う」「参る」といった謙譲語の使い方はもちろん、よくある間違いや注意点まで、具体的な例文を交えてご紹介。ビジネスメールでの使い方も押さえていきますよ。

「入る」の敬語をマスターして、ビジネスシーンでのコミュニケーションを円滑に進めましょう！

「入る」の謙譲語は？

「入る」のという言葉に謙譲語はありませんが、「伺う」や「参る」を用いて相手に対する敬意を正しく示すことができます。それぞれの使い方や意味の違いは以下の通りです。

・「伺う」

「伺う」は「行く」の謙譲語ですが、主に相手の場所や建物に入る際にも使用できます。目上の人や客先に対して使用し、自分の行為を低めて相手を立てる表現です。

・「参る」

「参る」は「行く」の謙譲語ですが、自分が相手の場所や建物に入る際にも使用できます。「伺う」よりもやや格式ばった表現で、より丁寧な印象を与えます。

「入る」の謙譲語のよくある誤用

謙譲語として誤って使われる例と、間違っている理由を解説します。

・お入りする

「お入りする」は誤った表現です。「お」は尊敬語の接頭辞であり、謙譲語には使用しません。正しくは「伺う」や「参る」を使用します。

・ご入室する

「ご入室する」も誤った表現です。「ご」は尊敬語の接頭辞であり、自分の行為を表す際には使用できません。相手の行為を表す場合は「ご入室になる」と使用します。

使う際の注意点

「伺う」「参る」という敬語を使う際には、以下のポイントに注意することが重要です。

1. 使用する相手と場面を適切に選ぶ

「伺う」「参る」は目上の人や客先に対して使用します。友人や同僚など対等な関係の相手に使用すると、かえって違和感を与える可能性があります。

2. 他の謙譲表現と組み合わせて使用する

「伺わせていただく」「参らせていただく」のように、他の謙譲表現と組み合わせることで、より丁寧な表現になります。ただし、状況によっては過剰な敬意と受け取られる可能性もあるので注意が必要です。

3. 過剰な使用を避ける

同じ文章内で「伺う」「参る」を何度も使用すると、くどい印象を与える可能性があります。適度に言い換えるなど、表現に変化をつけることが大切です。

4. 文脈に応じて適切な表現を選ぶ

「伺う」は主に相手の場所に入る際に使用し、「参る」はより広い意味で相手の場所に向かう際にも使用できます。状況に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。

5. 「させていただく」との併用に注意する

「伺わせていただく」のように「させていただく」を付けると、より丁寧な表現になりますが、使用頻度が高すぎると冗長に感じられる可能性があります。状況に応じて適切に使用しましょう。

これらのポイントを押さえておくことで、「伺う」「参る」を適切に使うことができ、相手に対する敬意を正しく示すことができます。

例文

いくつか「入る」の謙譲語を用いた例文をご紹介します。

• 明日10時に御社に伺わせていただきます。
• 社長室に参る前に、秘書の方に声をかけさせていただきます。
• お客様のオフィスに伺う際は、事前にアポイントメントを取らせていただきます。
• 会議室に参る前に、資料の準備を整えておきます。
• 本日15時頃、御社に伺う予定でございます。
• 取引先の工場に参る機会をいただき、誠にありがとうございます。
• お打ち合わせの場所に伺う際は、時間に余裕を持って出発いたします。
• 新しいプロジェクトの説明のため、来週御社に参らせていただきます。
• お客様のご自宅に伺う際は、細心の注意を払って対応いたします。
• 面接会場に参る前に、もう一度履歴書を確認いたします。

これらの例文をご自分で敬語を書く際の参考にしてください。

「入る」の謙譲語を使ったビジネスメールの例

伺うや参るを使ったビジネスメールの例をご紹介します。

件名：明日の訪問について ○○株式会社 △△部 佐藤様 いつもお世話になっております。 弊社営業部の山田でございます。 明日の打ち合わせについて、改めてご連絡させていただきます。 日時：7月18日（木）14:00～ 場所：御社会議室 上記の通り、明日14時に御社に伺わせていただきます。 商品サンプルと資料を持参いたしますので、ご確認いただければ幸いです。 ご多忙の中、お時間をいただき誠にありがとうございます。 何卒よろしくお願い申し上げます。 株式会社●● 営業部 山田太郎

解説：このメールでは、「伺わせていただきます」という表現を使用しています。「伺う」という謙譲語に「させていただく」を付けることで、より丁寧な表現になっています。相手の会社を訪問することを伝える際に適切な表現であり、ビジネスメールにおける敬意を適切に示しています。

まとめ

いかがでしたか？「入る」の謙譲語「伺う」と「参る」について、使い方や注意点をご紹介しました。ビジネスシーンでは相手への敬意を適切に示すことが大切ですね。特に目上の方には正しい敬語を使うことを心がけましょう！

状況に応じて「伺う」と「参る」を使い分けることで、よりスムーズで丁寧なコミュニケーションが可能になります。また、「お入りする」「ご入室する」などの誤用に気をつけるのもポイントですよ！

敬語は難しく感じるかもしれませんが、使いこなせるようになれば、相手への配慮が伝わり、自分の言葉遣いにも自信が持てるようになります。この記事で学んだことを日々のコミュニケーションに活かして、素敵な人間関係を築いていってくださいね。頑張って！

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