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「笑う」の謙譲語は?正しい使い方や例文、失礼にあたる言い方を解説

みなさん、こんにちは!今回は「笑う」の謙譲語について、わかりやすく解説していきます。ビジネスシーンで使う機会の多い言葉だけに、正しい使い方をマスターしておきたいですよね。上司や取引先に失礼なく、スムーズにコミュニケーションを取るコツをお教えします!

この記事では「笑わせていただく」の使い方はもちろん、よくある間違いや注意点まで、具体的な例文を交えてご紹介。ビジネスメールでの使い方も押さえていきますよ。

「笑う」の敬語をマスターして、ビジネスシーンでのコミュニケーションを円滑に進めましょう!

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2024/07/17

「笑う」の謙譲語は?

「笑う」のという言葉に謙譲語はありませんが、「笑わせていただく」を用いて相手に対する敬意を正しく示すことができます。それぞれの使い方や意味の違いは以下の通りです。

・「笑わせていただく」

「笑わせていただく」は、「笑う」の丁寧な表現です。自分の行為を控えめに表現し、相手に対する配慮を示します。

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「笑う」の謙譲語のよくある誤用

誤って使われる例と、間違っている理由を解説します。

・お笑いする

「お笑いする」は誤った表現です。「お」は尊敬語の接頭辞であり、謙譲語には使用しません。正しくは「笑わせていただく」を使用します。

・ご笑う

「ご笑う」も誤った表現です。「ご」は尊敬語の接頭辞であり、自分の行為を表す際には使用できません。相手の行為を尊敬語で表す場合は「お笑いになる」と使用します。

使う際の注意点

「笑わせていただく」という敬語を使う際には、以下のポイントに注意することが重要です。

1. 使用する場面と相手を適切に選ぶ

「笑わせていただく」は、主に目上の人や客先に対して使用します。友人や同僚など対等な関係の相手に使用すると、かえって距離感を生む可能性があります。

2. 過度に謙遜した表現を避ける

相手に敬意を表す際は、自然さを保つことが重要です。過度に謙遜した表現は、かえって相手に負担をかける可能性があります。状況に応じて適切な表現を選びましょう。

3. 非言語コミュニケーションにも注意を払う

相手に敬意を表す際は、表情や態度も合わせることが大切です。言葉遣いと非言語コミュニケーションの一致が、より効果的な伝達につながります。

4. 謙譲語の使用頻度を適切に調整する

謙譲語の使用頻度が高すぎると、くどい印象を与える可能性があります。適度に言い換えるなど、表現に変化をつけることが大切です。

これらのポイントを押さえておくことで、「笑わせていただく」を適切に使うことができ、相手に対する敬意を正しく示すことができます。

例文

いくつか「笑わせていただく」を用いた例文をご紹介します。

  • その状況を聞いて、笑わせていただいた
  • 笑わせていただき、ありがとうございます。
  • その提案に対し、笑わせていただきました。

これらの例文をご自分で敬語を書く際の参考にしてください。

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「笑う」の謙譲語を使ったビジネスメールの例

「笑わせていただく」を使ったビジネスメールの例をご紹介します。

件名:先日のセミナーについて 株式会社〇〇 営業部長 佐藤様 お世話になっております。株式会社△△の□□です。 先日は貴社のセミナーにご招待いただき、誠にありがとうございました。 プレゼンテーションの内容が非常に興味深かっただけでなく、講師のユーモアに笑わせていただきました。 次回の打ち合わせにて、いただいた情報をもとにさらに具体的な提案をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 今後ともよろしくお願い申し上げます。 株式会社△△ 営業部 山田太郎

解説:このメールでは、「笑わせていただきました」という表現を使用しています。「笑わせていただく」という丁寧な表現を用いることで、自分の行為を控えめに表現し、相手への配慮と尊敬の意を示しています。

まとめ

いかがでしたか?「笑う」の丁寧な表現「笑わせていただく」について、使い方や注意点をご紹介しました。ビジネスシーンでは相手への敬意を適切に示すことが大切ですね。特に目上の方には正しい敬語を使うことを心がけましょう!

状況に応じて「笑わせていただく」を使い分けることで、よりスムーズで丁寧なコミュニケーションが可能になります。また、「お笑いする」「ご笑う」などの誤用に気をつけるのもポイントですよ!

敬語は難しく感じるかもしれませんが、使いこなせるようになれば、相手への配慮が伝わり、自分の言葉遣いにも自信が持てるようになります。この記事で学んだことを日々のコミュニケーションに活かして、素敵な人間関係を築いていってくださいね。頑張って!


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