「知る」の謙譲語は?正しい使い方や例文、失礼にあたる言い方を解説
みなさん、こんにちは!今回は「知る」の謙譲語について、わかりやすく解説していきます。ビジネスシーンで使う機会の多い言葉だけに、正しい使い方をマスターしておきたいですよね。上司や取引先に失礼なく、スムーズにコミュニケーションを取るコツをお教えします!
この記事では「存じる」「承知する」といった謙譲語の使い方はもちろん、よくある間違いや注意点まで、具体的な例文を交えてご紹介。ビジネスメールでの使い方も押さえていきますよ。
「知る」の敬語をマスターして、ビジネスシーンでのコミュニケーションを円滑に進めましょう!
「知る」の謙譲語は?
「知る」の謙譲語としては、「存じる」「承知する」などが挙げられます。それぞれの使い方や意味の違いは以下の通りです。
・「存じる」
「存じる」は「知る」の謙譲語で、自分が知っていることを控えめに表現する際に使用します。目上の人や客先に対して使用し、自分の知識や理解を謙虚に示す表現です。
・「承知する」
「承知する」は「知る」の謙譲語で、特に相手の指示や意向を理解し、了解したことを表す際に使用します。相手の言葉を受け入れ、理解したことを丁寧に伝える表現です。
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「知る」の謙譲語のよくある誤用
謙譲語として誤って使われる例と、間違っている理由を解説します。
・お知りする
「お知りする」は誤った表現です。「お」は尊敬語の接頭辞であり、謙譲語には使用しません。正しくは「存じる」や「承知する」を使用します。
・ご存知する
「ご存知する」も誤った表現です。「ご存知」は尊敬語であり、自分の行為を表す際には使用できません。相手の知識を尊敬して表す場合は「ご存知です」と使用します。
使う際の注意点
「存じる」「承知する」という敬語を使う際には、以下のポイントに注意することが重要です。
1. 使用する相手と場面を適切に選ぶ
「存じる」「承知する」は目上の人や客先に対して使用します。友人や同僚など対等な関係の相手に使用すると、かえって距離感を感じさせる可能性があります。
2. 他の謙譲表現と組み合わせて使用する
「存じ上げております」「承知いたしました」のように、他の謙譲表現と組み合わせることで、より丁寧な表現になります。ただし、状況によっては過剰な敬意と受け取られる可能性もあるので注意が必要です。
3. 過剰な使用を避ける
同じ文章内で「存じる」「承知する」を何度も使用すると、くどい印象を与える可能性があります。適度に言い換えるなど、表現に変化をつけることが大切です。
4. 文脈に応じて適切な表現を選ぶ
「存じる」は一般的な知識や理解を表す場合に使用し、「承知する」は相手の指示や意向を理解したことを表す場合に使用します。状況に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。
5. 「させていただく」との併用に注意する
「させていただく」を付けると、より丁寧な表現になりますが、使用頻度が高すぎると冗長に感じられる可能性があります。状況に応じて適切に使用しましょう。
これらのポイントを押さえておくことで、「存じる」「承知する」を適切に使うことができ、相手に対する敬意を正しく示すことができます。
例文
いくつか「知る」の謙譲語を用いた例文をご紹介します。
- その件については存じ上げておりませんでした。
- ご指示の内容を承知いたしました。
- 申し訳ございませんが、詳細については存じ上げておりません。
- お客様のご要望を承知いたしました。早速対応させていただきます。
- その情報については存じ上げておりませんでしたので、大変勉強になりました。
- ご提案の内容を承知いたしました。社内で検討させていただきます。
- その方のお名前は存じ上げておりますが、お会いしたことはございません。
- 納期の変更について承知いたしました。関係部署に連絡いたします。
- その製品の詳細については存じ上げておりませんので、確認してご連絡いたします。
- お客様のご意向を承知いたしました。できる限りのサポートをさせていただきます。
これらの例文をご自分で敬語を書く際の参考にしてください。
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「知る」の謙譲語を使ったビジネスメールの例
存じるや承知するを使ったビジネスメールの例をご紹介します。
件名:先日のご提案について ○○株式会社 △△部 佐藤様 いつもお世話になっております。 弊社営業部の山田でございます。 先日いただきましたご提案について、社内で検討させていただきました。 内容を十分に承知いたしました上で、以下の点について追加でお伺いできればと存じます。 1. 導入スケジュールについて 2. 初期費用の詳細について 3. アフターサポートの範囲について ご多忙中誠に恐縮ではございますが、ご回答いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。 株式会社●● 営業部 山田太郎
解説:このメールでは、「承知いたしました」と「存じます」という表現を使用しています。「承知いたしました」は相手の提案内容を理解し、受け入れたことを丁寧に伝えています。「存じます」は追加の質問をする際に、控えめな態度で表現しています。これらの謙譲語を適切に使用することで、相手への敬意を示しつつ、ビジネスコミュニケーションをスムーズに進めることができます。
まとめ
いかがでしたか?「知る」の謙譲語「存じる」と「承知する」について、使い方や注意点をご紹介しました。ビジネスシーンでは相手への敬意を適切に示すことが大切ですね。特に目上の方には正しい敬語を使うことを心がけましょう!
状況に応じて「存じる」と「承知する」を使い分けることで、よりスムーズで丁寧なコミュニケーションが可能になります。また、「お知りする」「ご存知する」などの誤用に気をつけるのもポイントですよ!
敬語は難しく感じるかもしれませんが、使いこなせるようになれば、相手への配慮が伝わり、自分の言葉遣いにも自信が持てるようになります。この記事で学んだことを日々のコミュニケーションに活かして、素敵な人間関係を築いていってくださいね。頑張って!
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