「決める」の謙譲語は?正しい使い方や例文、失礼にあたる言い方を解説
みなさん、こんにちは!今回は「決める」の謙譲語について、わかりやすく解説していきます。ビジネスシーンで使う機会の多い言葉だけに、正しい使い方をマスターしておきたいですよね。上司や取引先に失礼なく、スムーズにコミュニケーションを取るコツをお教えします!
この記事では「決めさせていただく」「決定させていただく」といった謙譲語の使い方はもちろん、よくある間違いや注意点まで、具体的な例文を交えてご紹介。ビジネスメールでの使い方も押さえていきますよ。
「決める」の敬語をマスターして、ビジネスシーンでのコミュニケーションを円滑に進めましょう!
「決める」の謙譲語は?
「決める」の謙譲語としては、「決めさせていただく」「決定させていただく」などが挙げられます。それぞれの使い方や意味の違いは以下の通りです。
・「決めさせていただく」
「決めさせていただく」は「決める」の謙譲語で、自分や自分側が何かを決定する際に使用します。相手に許可をいただいているような印象を与え、丁寧さを表現します。
・「決定させていただく」
「決定させていただく」も「決める」の謙譲語で、より改まった場面で使用されます。「決める」よりも公式的な印象を与え、重要な決定事項を伝える際に適しています。
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「決める」の謙譲語のよくある誤用
謙譲語として誤って使われる例と、間違っている理由を解説します。
・お決めする
「お決めする」は誤った表現です。「お」は尊敬語の接頭辞であり、謙譲語には使用しません。正しくは「決めさせていただく」を使用します。
・ご決定する
「ご決定する」も誤った表現です。「ご」は尊敬語の接頭辞であり、自分の行為を表す際には使用できません。相手の行為を表す場合は「ご決定いただく」と使用します。
使う際の注意点
「決めさせていただく」「決定させていただく」という敬語を使う際には、以下のポイントに注意することが重要です。
1. 使用する相手と場面を適切に選ぶ
「決めさせていただく」「決定させていただく」は目上の人や客先に対して使用します。友人や同僚など対等な関係の相手に使用すると、かえって違和感を与える可能性があります。
2. 過剰な使用を避ける
同じ文章内で「決めさせていただく」「決定させていただく」を何度も使用すると、くどい印象を与える可能性があります。適度に言い換えるなど、表現に変化をつけることが大切です。
3. 文脈に応じて適切な表現を選ぶ
「決めさせていただく」はやや軽めの決定に、「決定させていただく」はより重要な決定に使用するなど、状況に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。
4. 「させていただく」の使用に注意する
「させていただく」は丁寧な表現ですが、使用頻度が高すぎると冗長に感じられる可能性があります。状況に応じて適切に使用しましょう。
5. 他の謙譲表現と組み合わせて使用する
「決めさせていただく」「決定させていただく」を他の謙譲表現と組み合わせることで、より丁寧な表現になります。ただし、過剰な敬意と受け取られる可能性もあるので注意が必要です。
これらのポイントを押さえておくことで、「決めさせていただく」「決定させていただく」を適切に使うことができ、相手に対する敬意を正しく示すことができます。
例文
いくつか「決める」の謙譲語を用いた例文をご紹介します。
- 今回の企画の詳細については、来週の会議で決めさせていただきたいと思います。
- 新製品の発売日を7月1日に決定させていただきました。
- お客様のご要望を踏まえ、納期を再度決めさせていただきます。
- 今後の方針について、経営陣で協議の上、決定させていただく予定です。
- ご提案いただいた内容を検討し、採用の可否を決めさせていただきます。
- 新しい取引条件について、来週中に決めさせていただきたいと考えております。
- 社内で検討した結果、今回のプロジェクトへの参加を決定させていただきました。
- お客様のご意見を参考に、最終的なデザインを決めさせていただきます。
- 予算の制約を考慮し、今年度の投資計画を決定させていただきました。
これらの例文をご自分で敬語を書く際の参考にしてください。
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「決める」の謙譲語を使ったビジネスメールの例
決めさせていただくや決定させていただくを使ったビジネスメールの例をご紹介します。
件名:新製品の発売日決定について 株式会社〇〇 営業部 佐藤様 いつもお世話になっております。 弊社マーケティング部の山田でございます。 先日ご相談させていただいておりました新製品の発売日につきまして、 社内で検討を重ねた結果、以下の通り決定させていただきましたので、 ご報告申し上げます。 発売日:2024年9月1日(日) なお、詳細なマーケティングプランにつきましては、 来週の定例会議にてご説明させていただく予定でございます。 ご多忙中誠に恐縮ではございますが、 ご確認いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。 株式会社△△ マーケティング部 山田太郎
解説:このメールでは、「決定させていただきました」という表現を使用しています。新製品の発売日という重要な決定事項を伝える際に、「決定させていただく」という謙譲語を用いることで、丁寧さと公式性を表現しています。また、「させていただく」を付けることで、相手の立場を尊重しつつ決定したことを示しており、ビジネスメールにおける適切な敬意表現となっています。
まとめ
いかがでしたか?「決める」の謙譲語「決めさせていただく」と「決定させていただく」について、使い方や注意点をご紹介しました。ビジネスシーンでは相手への敬意を適切に示すことが大切ですね。特に目上の方には正しい敬語を使うことを心がけましょう!
状況に応じて「決めさせていただく」と「決定させていただく」を使い分けることで、よりスムーズで丁寧なコミュニケーションが可能になります。また、「お決めする」「ご決定する」などの誤用に気をつけるのもポイントですよ!
敬語は難しく感じるかもしれませんが、使いこなせるようになれば、相手への配慮が伝わり、自分の言葉遣いにも自信が持てるようになります。この記事で学んだことを日々のコミュニケーションに活かして、素敵な人間関係を築いていってくださいね。頑張って!
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